声のスペシャリストを輩出し続ける声のカリスマが送る、待望のボイトレ教材「声のプロになるためのボイストレーニング講座」

声に関するQ&A

ボイストレーニングに関するよくあるご質問とその回答をご紹介します。

語尾が聞きづらいと言われ悩んでいます。

<例えば・・・>
□ 肯定したか、否定したかを逆に取られることがよくある。
□ 尻上がりと尻下がりのどちらかわかりにくいといわれる。
□ 唇があまり動かない。
□ 表情が暗く、固いといわれる。
□ 呼吸が長く続かない。
□ 息声、鼻声になりやすい。

 これは案外と明確な弱点です。語尾まで聞かないと文意のとれない日本語では致命傷になりかねません。そこで、やや強めに高めに切り出すことがポイントです。日本語のアクセントでは、高い方から低い方へ流れていくので、低く言いはじめると、どんどんと低く、声がこもって聞きづらくなってしまいます。最後まで意志と集中力をもって話しましょう。

 次に、論旨を一貫させること。つまり、こう言いたいというのがなく、適当にしゃべり出すのも問題です。婉曲表現ともいいますが、「あのう」「恐れ入りますが……」「失礼ですが……」などで、会話が成立してしまうので注意が必要です。いざ公の場で話すときに、語尾まではっきり言えずに困ってしまう人が多いようです。

 発声のメカニズムからの改善案としては、呼気の持続、やや長めに均等に吐けなくては、語尾が乱れます。当然その前にブレスすればよいのです。




【語尾をしっかりと切るトレーニング】

以下の言葉の語尾をしっかりと言い切りましょう。口先で声や息を止めるのではなく、お腹を使って、息をコントロールして、威勢よく言いきってください。

1、「はい、これで、おしまい!」
2、「こらまた、どうした」
3、「おっとっと、これは失礼、失礼」
4、「やいやいやい、どーしたどーした」
5、「ヘイ、ラッシャイ!」
6、「どうも、毎度あり〜」


声が小さいと言われます。

<例えば・・・>
□ ぼそぼそとした声になる。
□ 相手から聞き返されることが多い。
□ 口が大きく開かない(あごが小さい)。
□ 人前で話すのが苦痛。
□ 大きな声が出せない。


 声の大きさについては、さまざまな要因があります。そもそも声は、体を楽器として生じるものですから、楽器としての私たちの体の問題が第一にあります。これは、大きな体から大きな声が出て、小さな体からは小さな声しか出ないというのとは違います。小さな楽器でもすごく遠くまでひびく音を出すものもあります。ときとして、大人の声よりも赤ん坊の泣き声の方がひびくことがありますね。

 さらに、声の大きさというときには、(1)発信する側だけでなく、(2)相手の問題も関わってきます。

 相手の問題というのは、聞く側(相手)の受け入れ態勢にもかかわってくるということです。単純にいうと耳の問題なのですが、これが人間であるために、とても複雑なのです。たとえば、あなたは、自分の話をされているときや、あるいは、自分の好きな人の声なら、かなり小さな声でも大きくはっきり聞くことができるはずです。

 ですから、声の大小の問題は、声の通りやすさに置き換えた方がよいのです。話の名人ほど、小さな通りやすい声を使います。しかし、相手が聞き取れる最低の音量は必要です。どんなによい話、よい声でも、相手に聞こえなければ何も生じません。




【お腹の底から勢いよく出してみましょう。】

1、「ハッ、ハッ、ハッ」3回ずつ
2、「ハッ」(息)、「ハッ」(声) 交互に繰り返す
3、「ハー < アー」 息と声をつなげます
4、「ハアー<アー アオイソラー」 声をキープします
5、「ハァッ ホォッ へェッ ヒィッ フゥッ」 歯切れよく


声が力まない方法はありますか?(ダミ声、イキミ声)

<例えば・・・>
□ 時代劇がかった言い方になる。
□ 悪役声のイメージである。
□ のどがよく痛くなる。
□ 長時間話すと、疲れる。首や肩がよく凝る。
□ 声が硬い。


 イキミ声は、昔の浪曲の浪花節、上方の落語漫才に多くみられます。河内音頭などもイキみます。イキむとは、出産のときのイキんだ声のように、口の中にのどをしめつけ、胸も圧迫してしまいます。舌根があがってしまうのですから、指やスプーンを入れておさえるのも一手です。

 ダミ声、つめた声というのは、浪曲声、荒れた声、ドスの効いた声を想像してください。口をあまり開かず、のどを押しつける声です。これは、のどの力を抜くことからはじめましょう。

 声の使いすぎ、空気の悪いところでの発声、飲みすぎも、その原因となります。ホコリだらけのところでのどが痛くなった経験はありませんか。たばこの吸いすぎなどでも、そうなります。

 口先に声をソフトにもってくるイメージです。

 舌が邪魔したり、あごしか動かしていないのが原因のこともあります。舌が長すぎる人もいます。こういうときは、舌の動きをトレーニングしましょう。「タカラ」という音で発音トレーニングをやってみましょう。




【声をやわらかくするトレーニング】

力を抜き、高音へ上降し、低音へ下降するトレーニングをしましょう。

1、「ハァ〜  アー」 ため息から声へ
2、「アー(高) アー(低)」 つなげます
3、「ライライライライライ」 高い→低い


声を強く出そうとすると、裏返ってしまいます。

<例えば・・・>
□ 大きな声が出にくい。
□ のどが痛みやすい。
□ 口先だけで話して、お腹からの声が出ない。
□ 声が変だといわれる。
□ うわずりやすい声だと思う。


 日本人は、パワフルな声を出すのが苦手です。その声を出し続けるのは、もっと大変なことです。日頃からあまり大きな声を出さないために、いつまでたっても、声がしっかりと魅力的なものにならない人も少なくありません。

 大きな声でというより、鋭い入り方でパッと音にできないと、インパクトに欠けます。外国人がシャウトするときに使っている声は、ひびく上に、とても深く、かつ、のどに負担のない(子音が多いなど)発声をしています。

 それに対して日本人の声は、すぐにのどにかかってしまいます。体や息が充分に使えないまま、無理に浅い息で浅いところで大きな声を出そうとしているからです。

 ですから、腹式呼吸でしっかりと声がお腹から出るようにトレーニングしていきます。次に、強い声で言葉が前に飛ぶようにしていきます。そして最後に、大きく話すときにも、のどにかからず、お腹で支えて声を出せるようになることです。




【腹式呼吸のトレーニング】

歯切れよく声を出してみましょう。

1、「ハッ ハッ ハッ」
2、「ヘッ ヘッ ヘッ」
3、「ガッ ガッ ガーーー」
4、「ゲッ ゲッ ゲーーー」


【声をパワフルにするトレーニング】

お腹からの息で言い切りましょう。

1、「ヤッホー」
2、「オーイ」
3、「もお いいよお。」
4、「ちょいっとお待ち!」
5、「さいなら!」
6、「Hey!Yeah!」